

北米の霧深い森に生きる4頭のサスカッチ。彼らは寝床をつくり、食料を探し、交尾をするといういつもの営みを繰り返しながら、どこかにいると信じる仲間探しの旅を続けている。そして、絶えず変化する世界に直面しながら、生き残りをかけて必死に戦うことになる。果たして彼らが辿る運命とはー
開催場所:the Apartment GREEN
住所:
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1丁目10-20
開催期間:5月24日(土)〜25日(日)12-20時
開催場所:はちみせ
住所:
〒156-0045 東京都世田谷区桜上水4-9-11 wdsビル203
開催期間:5月23日(金)~25日(日)
特設ページ:https://r.goope.jp/83s/info/6164123
<参加アーティスト>
寺田克也(イラストレーター・漫画家)
西村ツチカ (イラストレーター・漫画家)
斎藤潤一郎(漫画家)
堀本勇樹(イラストレーター)
田川亞希(陶芸作家)
津田周平(画家)
前田麦(アーティスト)
つめをぬるひと(爪作家)
タカハシカオリ(フィギュアイラストレーター)
monyomonyo(ぬいぐるみ作家)
Ato1Snow(スノードーム作家)
※お取り扱いは各上映劇場へお問い合わせください
長編デビュー作『ヘレディタリー/継承』(18)、続く『ミッドサマー』(19)で世界に衝撃を与え、次世代の映画監督の旗手へと上り詰めたアリ・アスター。最新作『ボーはおそれている』も話題となった彼が製作総指揮に名乗りを上げた本作。監督を務めるのは菊地凛子主演『トレジャーハンター・クミコ』(14)が批評家から絶賛され、エマ・ストーン主演のTVシリーズ「The Curse」(23)でもその非凡な才能を発揮したゼルナー兄弟。実に10年以上の歳月をかけ、彼らが子どもの頃から魅了され続けてきた"サスカッチ"を題材とする長編映画を完成させた。2024年サンダンス映画祭でプレミア上映されると、物議を醸しながらも批評家の絶賛が相次ぎ、続くサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)では観客賞にノミネートされた。また、数々の賞を総なめした『ソーシャル・ネットワーク』をはじめ、近年では『僕らの世界が交わるまで』(24)『リアル・ペイン〜心の旅〜』(24)では監督としても活躍しているジェシー・アイゼンバーグがその独創的な設定と脚本に惚れ込み、主演とプロデューサーを買って出た。
雄大な自然とサスカッチの生活をドキュメンタリーを思わせる圧倒的な映像美と牧歌的な音楽で描き、<自然界の不条理>と<生への渇望>、そして<家族愛>を通じて、現代社会で生きる私たちに“生きること”を問いかけるかつてない衝撃作。サスカッチたちの自由で、壮大で、愉快で、そして最高に感動的な大冒険、その驚きの一年に刮目せよ!
北米の霧深い森に生きる4頭のサスカッチ。彼らは寝床をつくり、食料を探し、交尾をするといういつもの営みを繰り返しながら、どこかにいると信じる仲間探しの旅を続けている。そして、絶えず変化する世界に直面しながら、生き残りをかけて必死に戦うことになる。果たして彼らが辿る運命とはー
私たちは子供の頃、パターソン&ギムリンコンビ(※)のあの映像を初めて見た時から、サスカッチ(ビッグフット)伝説に魅了されてきました。この映画は、サスカッチ伝説を現代に継承させ、その象徴的な姿を蘇らせました。世界中のどの国にも、独自の”森の野人”の神話はあり、それらは全て、興味深いことにどの国にもはるか昔から存在しているのです。サスカッチという謎の存在は、信じるか否かは別として、なぜここまで多くの人々の興味をかき立ててきたのでしょう?人間と動物の中立を象徴するからでしょうか?あるいは、人類の文明の発展で損なわれてしまった自然世界と私たち人間との繋がりを想起させるからでしょうか?
サスカッチを見たという証言には、見た瞬間に逃げていってしまったというものがほとんどです。それだけでも十分興味深いですが、同時に、どのような生活をしているのだろうか?と、つい考えてしまうのです。どんな行動パターンがあるのだろうか?世間のイメージで私たちが慣れ親しんできた、堂々として雄大な姿だけでなく、人間・動物を思わせるような、むしろ不快な印象を与えるバカバカしい行動はしないのだろうか?私たちが好感を持つ持たざるに関わらず、共感を持てるような行動はないだろうか?その、嫌になるほど共感を持てる部分が、サスカッチから、コメディ、悲劇、感動を引き出すという思いのもと、この映画の制作に繋がっていったのです。
さらに、リアルさを追求するため、完全にサスカッチの視点で語り、可能な限り正確に描きたいと思いました。本作で目にするものは、サスカッチの真の姿といえると思います。
サスカッチを見たという証言には、見た瞬間に逃げていってしまったというものがほとんどです。それだけでも十分興味深いですが、同時に、どのような生活をしているのだろうか?と、つい考えてしまうのです。どんな行動パターンがあるのだろうか?世間のイメージで私たちが慣れ親しんできた、堂々として雄大な姿だけでなく、人間・動物を思わせるような、むしろ不快な印象を与えるバカバカしい行動はしないのだろうか?私たちが好感を持つ持たざるに関わらず、共感を持てるような行動はないだろうか?その、嫌になるほど共感を持てる部分が、サスカッチから、コメディ、悲劇、感動を引き出すという思いのもと、この映画の制作に繋がっていったのです。
さらに、リアルさを追求するため、完全にサスカッチの視点で語り、可能な限り正確に描きたいと思いました。本作で目にするものは、サスカッチの真の姿といえると思います。
アメリカ・コロラド州生まれ。ゼルナー兄弟(Zellner Bros.)名義で活動する兄弟コンビの映画監督、脚本家、プロデューサー、俳優。手掛けた作品は世界中の映画祭で高く評価されており、代表作はゴッサム賞にノミネートを果たした『 Kid-Thing(原題)』(12・未)、菊地凛子を主演に迎えた『トレジャーハンター・クミコ 』(14)、ロバート・パティンソン&ミア・ワシコウスカ主演の『Damsel (原題) 』(18・未)。本作の題材となったサスカッチは短編映画『Sasquatch Birth Journal 2 (原題) 』(11・未)でも扱っている。また、ケイト・ブランシェット主演のSFコメディ『Alpha Gang (原題) 』のプロジェクトが進行中。現在はテキサス州オースティンを拠点に活動している。
唯一無二の大傑作
★★★★★
-IGN MOVIES
思わず感動する
★★★★
-The Guardian
思慮深く、感動的で、愉快だ
★★★★★
-STARBURST MAGAZINE
未だかつてない型破りな作品
★★★★
-THE HOLLYWOOD NEWS
斬新で華麗なラディカルコメディ
★★★★
-The Guardian
陽気で、呆れるほど痛烈
-INDIE WIRE
見事な撮影で観る者を引き込む。
比類なき映画体験
-Los Angeles Times
奇抜さを重ねた後、
突然に崇高な世界へといざなう
-Rolling Stone
斬新で、感動的で、人間味にあふれ、
そして狂気じみている
-Irish Times
とにかく大胆で、魅惑的で、
不穏な映画だ
-Times
★★★★
-EMPIRE
★★★★
-RADIO TIMES
★★★★
-FILM THREAT
★★★★
-TOTAL FILM
★★★★
-TIME OUT
★★★★
-EYE FOR FILM
歴史的名作『人類創世』を超える傑作の誕生
ちょっとした隔たりの外側にある別の世界。
馬鹿馬鹿しくも愛おしいビッグフットの生活を覗き見。
なんだ、私たちと大して変わらないじゃないか!
気に入った。キューブリックの“人類の夜明け”ではなく、ジャン=ジャック・アノーの“人類創世”でもない。サスカッチの文明との遭遇、UMA家族の春夏秋冬を描いた“毛深い人の夕暮れ”だ。ラストも含め、その皮肉で生真面目な展開が、アリ・アスターらしい。サスカッチと“イレイジャー”との遭遇もイカしている。何処までもシニカルでリリカル。お気に入りだ。
いつだって映画好きで、目を輝かせて映画の話しするゼルナー兄弟が、また彼らにしか作れないものを魅せてくれました。
こんな映画観たことないよ!
とんでもない映画がやって来た!
ロングショットで映し出されるサスカッチの姿に未だかつて感じた事のない、たまらない感情があふれ出る!この感覚はいったい何なんだ?!なんともたまらない映画【サスカッチサンセット】ぜひ映画館で!とんでもない匂いがするぞ!!
なんなんだ、これは!?
未だかつてした事のない映画体験だ。
監督のゼルナー兄弟も製作総指揮のアリ・アスターもまったく普通の神経をしていないのだと思う。
圧倒的な自然の美しさを背景に、時にサイケデリック、時にシュールな笑いも交えながら色鮮やかに描かれる生命の煌めき。
現代社会に生きる僕らはきっと彼らに嫉妬する!
純度100%のUMA(未確認生物)映画を目撃したぞ!!
UMA以外の要素は本当に未確認だ!!
こんな映画に遭遇できるとは!!
字幕が無くとも心が伝わる映画ってサイコーだ!SEXじゃなくて交尾なんだからR指定もないってサイコーだ!サスカッチ族の素朴ながら滑稽な営みに相まって、大自然の景色と音楽が実にアーティスティック。そして彼らに忍び寄る人間界の気配はSFホラー感があるよっ!脳内で『裸の島』と『猿の惑星』と『2001年宇宙の旅』が過ぎりましたが全く違う世界です。あぁっ!これ以上はネタバレになってしまうので書けません!
「伝説の生物」の営みに思いを馳せ続けて誕生した空想ネイチャ・アドベンチャー。
ふざけてるようでいて、いたって大真面目に種の危機から脱そうとする毛むくじゃらたち。
台詞一つないのに、その顔と挙動から溢れる豊かな内面に共鳴し、やがては名状しがたい感動に包まれる。
この奇妙で大いなる叙事詩にどんな感情を引き出されるか、もしかすると人類は試されているのかもしれない。
この映画こそ真のワイルドだぜぇ
ただただ面白くあっという間に見終わっていたぜぇ
撮影現場が大笑いしながら撮影してるのが目に見えるぜぇ
ワイルドライフ最高だぜぇ
パート2はスギちゃんも参加希望だぜぇ
驚きとともに引き込まれた!台詞は無いけど喜怒哀楽すべてがありました。
そして音楽が雄弁!
この映画にはセリフがありません。でもちゃんと面白い。セリフがないからこそ集中できるのかも。動物的感覚が強い人におすすめです。
かなりふざけた映画ですが、不穏で残酷な印象もあります。もし森で迷ったときに見つけたら安心できそうな印が、こんなに不気味に見えるのかと新鮮でした。アリ・アスターらしさが感じられます。
本来自然の中で人に見つかることなく、たくましく生きているはずのサスカッチですが、特に力強さもなく、すばしこさもなく、木登りもできそうにありません。野生で生きる力のない僕から見ても心配になる行動が多いです。
この映画を「大自然の中で遭難している毛深い猿顔の人間の物語」と呼んでもそれほどズレていないと思います。それくらい彼らの行動はどこか抜けていて、笑えると同時に切なくもあります。
気楽に楽しめる作品だと思います。ぜひ劇場で観てみてください。
ついていきたい!
そしてサスカッチたちと太い枯れ枝を握りしめて、森の中へ、川の中へ、山の中へ、夕暮れの中へ。そしてそのままそっと消えて行きたい。
UMAであるのは我々か?
深淵を覗いていたらこちらが深淵だったのだ。深い森の奥に住むサスカッチたちは食べる、飲む、愛する、戦う、愛でる、育む、助ける。自然に逆らうことなく存在する生命に魅了され見入ってたら中盤からどんどん違和感が押し寄せる。あれ、もしかして?皮肉なラストには思わずニヤッとしてしまう。
美しい自然と調和する音楽がまた最高で、世界観に溺れる。
美しく過ぎる季節の中で淡々と起こる生理現象を滑稽に思うことは簡単だけど、
本能のままに行動することへの羨望を持ちながら物事を創造したがる私たちは、
あらゆるものを垂れ流す彼等の思慮深さを嘲笑うことが出来ない。
言語も糞尿も同じ営みから生まれたものであるかのような痛快さが、観ていて清々しい。
この大自然は動物のもの?
人間のもの?それとも神?
いいえサスカッチのもの!
ドキュメンタリーのような、美しくも不穏なサスカッチの春夏秋冬。
原始的で野生あふれた生活に、こんなに\笑える/わたしたちのほうがきっとずっとおかしい!
屈辱のラストシーン(超かっこいい!)にタイトルの意味を知り、切なさで爆発しそうです!
なんて切ない黄昏なんだろう。サスカッチにも私たち人間と同じく愛と喪失がある。知への欲求と虚しさも。それなら税金がない分サスカッチの方が良かった。
1983年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。テレビシリーズ『ゲット・リアル』(1999)で俳優としてのキャリアをスタートさせ、主役の座を射止めた大ヒットホラーコメディ『ゾンビランド』(2009)で一躍ブレイク。『ソーシャル・ネットワーク』(2010) では第83回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートを果たす。その他の出演作に『グランド・イリュージョン』(2013)、『ビバリウム』(2019)などがある。A24製作の『僕らの世界が交わるまで』(2022)で監督デビューし、監督・脚本家・主演を兼ねる『リアル・ペイン〜心の旅〜』(2024)ではサンダンス映画祭のウォルド・ソルト脚本賞を受賞した。劇作家としても高く評価されており、これまで複数の戯曲を執筆している。
1989年、アメリカ・サンタモニカ生まれ。10代からモデルとして活躍し、『ランナウェイズ』(2010)で俳優デビュー。テレビシリーズ『ガールフレンド・エクスペリエンス』(2016)、『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』(2023)でゴールデングローブ賞にノミネートされるなど演技力が高く評価されているほか、自身が立ち上げた制作会社Felix Culpaで手掛けた監督デビュー作『WAR PONY』(2022)ではカンヌ国際映画祭のカメラ・ドールを受賞するなど多彩な才能を発揮している。代表作は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)、『Zolaゾラ』(2020)など。エルヴィス&プリシラ・プレスリーの孫娘としても知られている。
アメリカ・ミシガン州生まれ。身長4フィート1インチ(約132cm)の小人症俳優、スタントマン。デヴィッド・リンチ監督のテレビシリーズ『ツイン・ピークス The Return』(2017)に出演したほか、『オズ はじまりの戦い』(2013)ではスタントとコレオグラフィーを担当。テレビ番組『ジミー・キンメル・ライブ!』 では複数の主要コメディ・キャラクターを演じた。小人症の人々に対する社会の理解を深めるため、講演会やPodcast番組のプロデュース兼司会などさまざまな活動を行っている。また、クリストフの日常や小人症、彼が愛するサーフィンなどを捉えた短編ドキュメンタリー『Standing On Water)』は、いくつもの映画祭で高評価を受けた。
1986年、アメリカ・ニューヨーク生まれの映画監督、脚本家、プロデューサー。AFI映画学校で映画を学び、卒業制作として手掛けた短編映画『The Strange Thing About the Johnsons』(2011)が注目を集めた。数々の短編映画で経験を積み、批評家から「21世紀最高のホラー」と評された『へレディタリー/継承』(2018)で長編映画デビューを果たす。その後も『ミッドサマー』(2019)、『ボーはおそれている』(2022)と話題作を世に送り出し、今後のプロジェクトとしてホアキン・フェニックス主演の西部劇『Eddington』(未定)が控える。またプロデューサーとして『ドリーム・シナリオ』(2023)やヨルゴス・ランティモス監督作『Bugonia 』(2025)などに参加している。
1982年、アメリカ・フロリダ州生まれ。フロリダ州立大学で美術学士を取得し、ミュージックビデオや短編映画の撮影からキャリアをスタート。2012年のサンダンス映画祭に出品された『クリーチャーズ 異次元からの侵略者』(2012)の撮影監督を担当したことを皮切りに、インディペンデント・スピリット賞の撮影賞にノミネートされた『イット・フォローズ』(2014)、『スプリット』(2016)、『アス』(2019)などさまざまなヒットホラー映画を手掛ける。その他の担当作には『アンダー・ザ・シルバーレイク』(2018)、『タミー・フェイの瞳』(2021)、『レプタイル -蜥蜴-』(2023)、『ピアノ・レッスン』(2024)などがある。現在はロサンゼルスを拠点に活動中。
アメリカ・ロサンゼルス生まれ。1990年代半ばからハリウッドで活動を開始し、特殊メイクから視覚効果、美術製作や衣装デザイナーなど多岐にわたる分野で活躍するマルチアーティスト。カナダ・オンタリオで航空宇宙産業を経験した後に、特殊メイクスタジオApplied Arts FX Studioを立ち上げ、現在はロサンゼルスとトロントを拠点に活動している。これまで手掛けてきた映画およびテレビシリーズは100本を超える。最近の担当作品にはイーライ・ロス監督作『サンクスギビング』(2023)やアリ・アスター監督作『へレディタリー/継承』(2018)、『ボーはおそれている』(2023)、テレビシリーズの『チャッキー』(2021-24)などがある。